専門学校のススメ

専門学校では大学では学べない専門的な技術・知識を学ぶことができるので、就職率は大卒よりも高いです。有り体に言うと、本来大学は就職のために進学するものではありません。高い専門教育を受け、幅広い教養を身につけるのが目的なので学士や修士の称号は取得できても大学側から簿記やパソコン検定などを受けさせるような指導はほとんどないのです。こういった状況から、就職するには一般教養を受ける時間はもったいないという声もあります。専門学校に進学して、専門的な知識や技術を学ぶ一方で、社会情勢・時事問題などは新聞やニュースを見ればいいのです。

まだまだ景気がよくならない現状ですから、少しでもよいところに就職したいものですよね。専門学校では種々の資格や免許取得にも力を入れていますから、大学よりも就職には有利です。また、専門学校によっては文部科学省が認定する「専門士」の称号を得ることができ、これにより4年生大学への編入も可能ですので、履歴書の最終学歴に大卒と記入することもできます。

いかがでしょうか。現在では専門学校を卒業された若い方々が社会で活躍されています。学んだことが社会ですぐに生かすことのできる専門学校もぜひ進路選択の1つに入れてみるのも良いのではないでしょうか。

専門学校と大学の違い

専門学校と大学の違いはなんでしょうか。まず、日本には「学校教育法」が存在し、大学はそこに定められている教育機関です。ここで間違えられやすいのが「高等専門学校」です。「専門学校」という名前がついているので一般的に考えられている専門学校と混同する人もいますが、国が定める高等教育機関です。

大学は「一般教養課程」と「専門課程」を学ぶ必要があります。通常は大学の一年次、二年次で一般教養課程を履修し、教養課程を修了して専門課程を学びます。ですから教養課程で習う学科はどの学部でも共通するものが多いですし、外国語などの必修科目もあります。専門学校はこの一般教養課程はほとんどありません。実務にすぐに役に立つ専門教育を教えるのが専門学校なのです。従って、大学教育を受けるより短い期間で社会に出て即戦力になれるメリットがあります。

しかし、デメリットもあります。大学と違い授業・実習がみっちり詰まっていますから遊ぶ時間はありません。大学は単位さえとればいいので自分で好きな時間割を組みますが専門学校はなかなかそうは行きません。「高校を卒業したら自由だ」と思っている人は専門学校に入ると「こんなはずではなかった」と思うかもしれません。

専門学校の選択

高校生が進路を選ぶとき、進学するか就職するかがほとんどです。進学する場合はさらに専門学校か大学か選択に悩む生徒も多いでしょう。近年専門学校も多様化しており、卒業後は即戦力として期待できるのが専門学校の強みです。ただ、近年は専門学校から短大・大学に改変するところも増え、専門学校の立ち位置も微妙なところにあります。しかし、専門学校の進学率は年を追うごとに上昇し、大学への進学率に肉薄しています。年によっては大学進学率を超えたときもあるのです。ほとんどの専門学校は高い就職率も学生募集の切り札にしていますからそこに魅力を感じる生徒が増えていると言えます。

専門学校は「学校教育法」に定める学校ではありません。また、正式には「専修学校」といいます。いわゆる「専門学校」とは「専門課程を置く専修学校」でことで、主に職業訓練を目的とするものもありますが、例えば大学受験予備校なども「高等学校普通科教育を専門課程とする専修学校」として存在することがあります。また、専門学校で専門課程を修了すると提携の大学の3年次に編入できることもあります。逆に「専門学校」とは名ばかりで「専修学校」の認可を受けていないただのカルチャースクールのようなところもありますので注意が必要です。

それでは専門学校と大学はどこが違うのでしょうか。この記事では、専門学校と大学の違いをまとめてみます。専門学校をめざす方々の目安になれば幸いです。